2014/08/09

風の匂い




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朽ちてゆく街のようであり
生まれたばかりの街のようであり
乱雑な風景の一つ一つに
目眩を感じながら歩いたものだ

ヴァラナシ

そんなヴァラナシの中でも
マニカルニカー・ガートを見渡すことのできる
この場所によく通い
亡骸が灰になる一部始終を眺め続けた
対岸からの風に燃え尽きた灰が舞い上がる

その川の畔に辿り着き
その街で死を待ち
灰になったヒト達の願いが舞い踊るための
尊い風

焼き場に漂う匂いには
いつも何故か
懐かしさを感じたものだ







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