2010/12/14

99Blues -[佐野元春]









今回はYouTubeより
佐野元春、[99Blues]。
24年前の1986年12月に発売されたアルバム
「Cafe Bohemia」に収録されている曲で、
アルバム発売から半年後には
12インチヴァージョンでシングルがリリースされた。

まだカセットテープを持ち歩いて
アジアやヨーロッパを旅している頃、
様々な洋楽カセットに紛れ、数本の邦楽カセットの中に
必ず佐野元春のテープがあった。

バンコクやカトマンドゥでも店によっては
多少の邦楽カセットを手に入れることができたが、
佐野元春はよく見かけた記憶がある。
ジャケットもインデックスも白黒コピーだが
とても嬉しかった。
途中、何回か日本へ荷物を送る際に手放しておきながら
手に入る場所に来るとまた買ってしまう。
だから帰国すると同じアルバムが何本もあったりした。


いつも何か足らない、
満足しているような時でも100%じゃない。
1% 何かが確実に足らない。

自分自身を手探りに探し続ける感覚の中
[99Blues]は
いつも心地よく代弁してくれた。


「99Blues」

作詞・作曲:佐野元春



夢を見た昨夜のこと
ブルーな夢
But it's all right
電話してほしい
見知らぬ夜
誰かの声が聞きたい

冷たいニュース
今朝のこと
テーブルの上にはチーズ&ワイン
平和もない
静けさもない
笑いとばせるほど無邪気じゃない

いつも本当に欲しいものが
手に入れられない
あいかわらず今夜も口ずさむのさ
99Blues

誰もいない
地下鉄のプラットホーム
かかえこまれそうなエモーション
彼女のBody
彼女のVoice
去年の夏がなつかしい

愛してる 愛してる 愛してる
誰もがたやすく口にする
すてきなビジネスのsexuality
街の子供たちは眠れない

いつも本当に欲しいものが
手に入れられない
あいかわらず今夜も口ずさむのさ
99Blues

すべてはMoney
この街はFunny
いつも悩ませる
大切なキャッシュカード、クレジットカード
永遠に夢は買えない

得意気な顔したこの国のリーダー
シナリオのチェックに忙しい
ユーモアもない
真実もない
フェイクしたスマイルはとても淋しい
フェイクしたスタイルはとても淋しい

いつも本当に欲しいものが
手に入れられない
あいかわらず今夜も口ずさむのさ
99Blues

この街のルール
この国のルール
家庭のルール
教室のルール
一つの形じゃ踊れない
このままじゃ はみだしてしまいそうさ

夢を見た昨夜のこと
ブルーな夢
But it's all right
電話してほしい
見知らぬ夜
誰かの声が聞きたい

いつも本当に欲しいものが
手に入れられない
あいかわらず今夜も口ずさむのさ
99Blues




アルバムオリジナルの
レコーディングバージョンもいいが
1986年、東京・日本青年館で
月に一度の定期ライブとして開催されていた
「Tokyo Monthly」のこのライヴバージョンも素晴らしい。











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