還暦を超えたというMr.Outside・・。
感情をあまり表にせず
目の奥に光りを宿したまま
鋭く手玉を見つめる。
いい目をしている。
幾つもの修羅場をすり抜けて来た
博徒のような男の目だ。
眼光輝かせながらも
余計な力を抜いたまま
まるで時を射抜くように
全身で手玉を突くMr.Outside・・。
身体に染み付いたその動きは
薄暗い玉突き場で優雅でさえあった。
人生は旅だ。
物理的な移動そのものよりも
存在から滲み出る表現を持つ者の
人生そのものに旅を感じる。
別れ際の
疲れと興奮のない交ぜになった笑顔、
片手を振ったくたびれた後ろ姿、
存在は表現なり、
還暦を超えたその男
Mr.Outsaide・・。
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