数字に表せない
距離の差
それは隔たり
どんな路を進もうが
自分だけの路を行くならば
必ず他人と隔たる
社会に隔たる
時計に表せない
時間の差
それは隔たり
どんな物語を描こうが
自分だけの時を刻むならば
必ず他人と隔たる
世俗に隔たる
言葉に表せない
心の差
それは隔たり
どんな夢に胸膨らませようが
自分だけの世界を駆け抜けるならば
必ず他人と隔たる
浮き世に隔たる
奇麗な花が咲くよ
そう教えられ
自爆するテロリストの子供達が
夜な夜な見る
夢の世界に咲く花は
何色の
どんな花なのだろう
すべてが交わる世界
そうさ、虚構の片隅に
きっと咲いているだろう
唯一 隔たりのない世界
そうさ、共同幻想の片隅に
きっと咲いているだろう
つまりは
すべてが虚構であり
すべてが
共同幻想なのだ
そして
どこまでも
どんな場合でも
隔たったままさ
しかしながら
もし
それが本当ならば
塞がれた路はない
ヒトの心が塞いだ
世界の限界はない
虚構があり
共同幻想があり
隔たりがあるこそ
安っぽい
自由があるんだ
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