2012/01/21

Peek-a-boo














まとわりつくような
忙しさにまみれた一週間だった。
頼まれている原稿にも手を付けられず
音を追いかけることもできず
カメラに触れることも少なかった。

だらしのないイニシアチブの取り合いにうんざりし、
戸惑うことの連帯感を楽しんでいるかのような
上階の女達の遅い歩調にイライラしながら
現状に慣れきってしまっている自分自身にさえ
嫌気がさした。

そんな想いのほとんどが
きっと私の顔に貼付いていたに違いない。
鏡の中で見ることのできる顔なんて
一瞬のまやかしでしかない。
鏡の外にある自分の顔を見てみたいものだ。
それにもきっと嫌気がさすだろうが。













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