(Photo by iPhone)
紅葉へ向かう。
2年ほど前からカメラを持ってこの時期に訪れる場所であり、
小学生だった頃から来ている場所。
毎年様々な印象を受けるが、今年は今までになく
「グシャっ」とした感じを得た。
雨が降ったわけではないが、今にも降り出しそうな灰色を背景に
小さな森の中、樹々の息吹で辺りは既に薄らと湿っているかのように感じた。
目の前のその眺めが頭で想い描いていた状況・状態に対して
まだ早かったのか?
もう遅かったのか?
それを明確に判断することができなかった。
張ったアンテナは何をチューニングするか解らないもんだ
幾つもの色の中に
若い色合いあれば、成長の過程を臭わす色合いもあり、
成熟の色合い、成熟を経て老いた色合いもある。
息吹のミストに湿る色と色合いが凝縮された風景の中を
踏む度に「グシャっ」と音をさせながら4時間歩き続けた。
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