2013/04/29

Badar Ali Khan 2013 @Japan #2




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「パキスタン・日本フレンドシップバザール」昨日4/28閉会。
昨年、代々木公園野外ステージにて開催された同イベントにおいては、
バダル・アリー・ハーンの他、私自身もパンジャーブ地方の古典弦楽器
「Toombi」の弾き語りにて出演したが、今年は純粋に同イベントを見渡したい、
という想いで出演依頼をお断りして、カメラ片手に舞台出演者、舞台進行などを
遠くから眺めた。

バダル・アリー・ハーンと初めて会ったのは9年前になる。
パキスタン・ラホールだった。
宿泊していた「リーガルインターネットイン」にて多い時には週2回演奏していた。
それとは別に数回、聖者廟での演奏を見たこともあったが、
さすがに聖者廟での演奏は神懸かり的であったことがとても印象強い。
そんなバダル・アリー・ハーン達も様々な段階を経て今や海外公演をする
ミュージシャンに成長した。今回の演奏は確実に昨年の演奏を越えていたと想う。

「誰のために歌うのか、歌おうとするのか」
聖者廟以外での演奏においてその問いに対する迷いが失せたような、
わだかまりを越えたような、穏やさと意気込みが伺えたように想える。


イベントとしては黄金週間始まりの上野公園での開催、
昨年はアントニオ猪木先生のパキスタン興行で少しは話題になったが、
パキスタンのニュースと言えば「テロ事件」ばかりが取り上げられ、
そもそも日本人にとってはインドよりもなじみ薄く、パンダが公開された動物園、
美術館、博物館を目当てに訪れる家族連れを開催コンセプトに沿って効果的に
ターゲットにできたのかどうかは疑問も残る。
しかしながら、音楽が流れ、様々なショーがあり、フードコートも充実し、
何よりも会場に多くの笑顔が溢れていたこと、そのことは本来のパキスタンの一部を
鮮やかに示していたと想う。人情熱く、優しく、勇気あるパキスタン。
私はパキスタンでたくさんの微笑み、眩しい笑顔に触れてきた。


この場において主催、運営に携わったすべての方々へ
感謝の気持ちを残したいと想います。
ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
また来年の開催を楽しみにしております。

最後に、バダル・アリー・ハーンを呼び寄せ、ステージを見守りながらも色々と
動き続けていた「聖者の宮廷講」を主催する村山和之先生と、
ステージプログラムの司会として、またプログラム進行において裏方としても
頑張っていた「Bhangra Queen」ことTaeko Sanjoさん、
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。











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