2013/04/14

変化




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インド・デリー、パハールガンジにて。




オールドデリー、ニューデリーでも
数年前から極端に牛が少なくなった。
約10年くらい前から政府の方針で野牛を郊外に移動させているのだ。
以前ならプーリーなどインドの朝食はバナナの葉を編んだ器、
チャイにしても素焼きのカップ、もしくわガラスのグラスだったが
その頃から朝食の器もチャイのカップもほとんどが
プラスティックの使い捨て用品に変わった。
飲み終わった、食べ終わった後、それが当たり前のようにポイ捨てされる。
バナナやその他の葉を編んだ器は野牛達が食べていた。
素焼きのチャイカップはやがて土に還った。
今はプラスティックだ。
牛はプラスティクに残っている汁に反応してプラスティックなのに
器を食べてしまう。そして消化されることなくやがて衰弱して死んでしまう。
そんなことが繰り返されることを配慮した方針だと言う。

それまでうまく廻っていたものが少しずつ崩れ始めた時、
街の中のゴミ自体が変わり始めた。









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