2013/06/01

模様 #2




(写真クリックで拡大)





そこに何が写っていて、それがどれだけ鮮明か、ということを求めず
示そうとしない写真に在るのは「模様」であっていい。
「模様」とはいえ色々な意味・解釈があり、
見る人の解釈によって 様々な形となり、ありさまとなり、状況となり、
身振りになればいい。


森で空を見上げれば
いつも空と木とそれぞれの多くの色があるわけでなく
時としてまるで「模様」のような視界があったりする。

多数決で指示されたリアリティが知らぬ間に共同幻想になりえることを想えば
「模様」として眺める風景をもっと主張していい。

信じることも大事なのだろうが、
信じるという行為に胡座をかいて何かを見落とすことがあるならば、
疑うことの中で何かを試し追い求めることも大事だと想う。

共同幻想というある種の「まやかし」に満足しないために。








0 件のコメント :

コメントを投稿