2013/11/01

Thru Tokyo -[Kutiman]













YouTubeよりKutimanの[Thru Tokyo]

Kutimanはイスラエルで活動するミュージシャン/音楽プロデューサー/映像作家の
Ophir Kutiel(オフィール・キュティエル:1982生まれ)のソロ・ユニット。
別々の映像・楽曲から一部のトラックを取り出し、ミックスし重ねて、
もともとあった曲のようにそれぞれのトラックを合成する「マッシュアップ」という
手法で全く新しい音楽と映像を生み出している。

オーディオビジュアル作品 [Thru Tokyo]に関する詳細は、
エキゾ風物ライターであり、DJであり、朝日カルチャーセンター講師、
最近では「おいしい中東・オリエントグルメ旅(双葉文庫)」を出版し、
中東料理研究家としても大活躍しているサラーム海上氏が
Web[Wax Poetics Japan] (http://www.waxpoetics.jp/) にて解説されている文章が素晴らしい。

以下、サラーム海上氏の解説文を一部抜粋して転用する。
全文は転用元 [Wax Poetics Japan] online exclusive
(http://www.waxpoetics.jp/online_exclusive/article/282/) にて読むことができる。

 ~[Wax Poetics Japan] online exclusiveより一部転用~

クティマンの最新オーディオビジュアル作品「Thru Tokyo」は、
2012年の8月、彼が東京に一月間滞在し、純邦楽の奏者から、
創作楽器や電子機材を操るアーティストたちと出会いを重ね、
イスラエルで作り上げた音楽的なコラージュである。
参加したのはオタマトーンなどの創作楽器で知られる明和電機、
ターンテーブル&アサラトの人力ブレイクビーツ団HIFANA、
MCの鎮座DOPENESS、元・犬式のギタリスト三根星太郎、
純邦楽からは琵琶(塩高和之)、尺八/篠笛/能管(竹井誠)、琴(小林真由子)、
小鼓/太鼓(石井千鶴)。

クティマンは彼らが東京の様々なロケーション、都心のビル屋上や、
無音のマンションの一室、重厚な仏壇の前、
セミの鳴き声がけたたましく響く屋外などで演奏するのを録音撮影した。
さらに渋谷の町角や浅草の路上、首都高などで、
異邦人にとって魅惑的に違いない町のノイズを録音撮影した。
そして、それら全てをテルアビブ郊外の町ヤッフォにある自宅スタジオに籠もり、
マッシュアップし、一年近くかけて、一つの作品に凝結させ、
新しいオーディオ&ビジュアル体験を作り上げた。
「Thru Tokyo」は「東京を通じた」魅惑的でカラフルな旅路である。 

文:サラーム海上



Kutimanの他作品については当ブログ2013/10/7でも紹介。
以下のURLにて。 

Thu Jerusalem -[Kutiman] 
http://gramali.blogspot.jp/2013/10/thru-jerusalem-kutiman.html













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