想い出の漆黒

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久しぶりに湯島聖堂へ出向いた。
湯島聖堂は5代将軍徳川綱吉によって建てられた
孔子廟であり、また日本の学校教育発祥の地とされ、
年間を通し多くの受験生が参拝に訪れる。

十数年前、この湯島聖堂で毎月一回開催されていた
「楽市楽座」が楽しみだった。
現在では大規模なイベントを開催しているアースガーデンの
初期活動の場であり、今や様々にカテゴライズされた
イベントの内容が一同に凝縮していた空間だったように想い起す。

その空間はどこかで出会った旅人達との再会の場でもあり、
次はどんな旅をしようか、次は何を目指そうか、
次は何を試そうか、多くの情報や経験を語り交換することのできる
エネルギー溢れた旅先の青空学校のようであった。