2013/04/17

家族の食卓 -[斉藤由貴]










YouTubeから斉藤由貴の「家族の食卓」

この曲は1987年4月(26年前)に発売された「風夢」というアルバムに初収録され、
同年12月に発売された斉藤由貴自身が作詞をした楽曲のみで選曲された
コンピレーション・アルバム「YUKI'S BRAND」にも収録されている。
私は斉藤由貴の詞と歌声、その恵まれた才能、世界観に好意を抱く一人だ。

尾崎豊との不倫会見において彼女の発した「同志」という言葉は
今で言うところの「ソウルメイト」という意味に近かく、
尾崎豊の研ぎすまされた感覚を、より大きな括りで包んでいたようにさえ想える。

しかしながら、斉藤由貴の才能の他に「家族の食卓」という楽曲に関しては
作曲を手掛けた岡村朗氏のメロディがまた素晴らしい。
岡村朗氏についてはネット上でもなかなか情報を抽出・吟味できず残念だったが、
機会あれば是非、詳しい方より教えて頂きたいと切望致します。



『家族の食卓』


家族の食卓に
湯気立てて寄り添う
みんなで決めた週末のメニュー

いつもの僕の椅子
見慣れた油絵には
みんなが集うよ 何も変わらずに

哀しいこと 苦しいこと
曇りガラスの向こう
幸せなんて ほんとは
こんな夜の 優しい
家だね


今でも覚えてる
テーブルのすみの傷
泣き顔 叱る声 優しい想い出

明日の朝 目覚めることが
楽しみならいいね
幸せなんて ほんとは
ありきたりさ つづくよ
つづくよ



「家族」という形容はまさに結婚や実子を持っての繋がりでもあるが、
結婚や実子とは違った意味においても、個人のその想い如何によって表現しうる
多くの関係性を物語る言葉として、私の中に在る。

人生で、旅先で、世話になる、世話してくれる、
そんな人を「家族」として想い焦がれ、相手からも「家族」として
想われることの中にさえもこの楽曲は生きている。


あったかい。

そう、「家族の食卓」という楽曲はあったかいのだ。


そして最後になりますが、
この動画を制作UPして下さった[sorairo4412]様に
心より感謝致します。








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