2013/04/13

telepathy #2




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インド・ラジャスターン州、ジョードプルにて。



人気のない聖者廟で過ごす時間は
まるで無声映画のワンシーンのようだ。
そのシーンにおいて皆、言葉でないもので意思の疎通を試みている。
経験によって育まれるテレパシーのようなものだ。
真っすぐに注がれる視線。
目を逸らすことなく真っすぐに返せばいい。
余計なことを語る必要はない。
筋道が通っていればそれだけで仲間なのだ。
機嫌を計るようなお愛想の笑顔も要らない。
余計な深読みに対する自戒の照れ笑いがたまに
乾いた砂漠の風に転がるくらいでいい。











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