2013/05/01

Badar Ali Khan 2013 @Japan #4




(写真クリックで拡大)






写真は4/28 上野恩賜公園で開催された
「パキスタン・日本フレンドシップバザール」より。



本日、5/1(水) 東中野の「驢馬駱駝(ろまらくだ)」にて帰国前最後の
Badar Ali Khan によるイスラーム神秘主義集団歌謡カウワリーの演奏を見てきた。
とても盛況でドル紙幣が何枚も舞っていた。
初めてカウワリーの演奏を生で体感した人もいただろうし、
数回は見たことがあるという人も充分に楽しめたプログラムだったと思う。

しかしながら私的には少し残念だったのも事実である。

それは「驢馬駱駝(ろまらくだ)」という会場でBadar Ali Khan達を除き、
主催者を含めた他の誰よりも、私と妻がパキスタンにおける命日祭、聖者廟、
その他のステージにおいてパキスタン・スーフィーの現場に佇んでいるが故に
言えることだ。

残念だったのは、Badar Ali Khan達が普段からパキスタンの聖者廟や舞台で
他のグループに負けじとこれまで繰り返し歌い込んでいる楽曲よりも、
どちらかと言えばあまり歌い込んでいない楽曲の方が多かったこと。
約2時間の演奏にて[Lal meri]・[Shamm-e Qalandar]のどちらか一つの演奏もなかったこと。
Badar Ali Khan達が自分たちのパフォーマンスの最たるものを出そうとするために
必要であり、また定番であるという楽曲を歌わせなかったこと。

約8年も前から私はBadar Ali Khanを知っていて、数年に渡りラホールでは多い時に
週3回、1回が約2時間から3時間のBadar Ali 達の演奏を見聞きしている。
Badar Ali Khanの楽曲に対してのパワーの入れ方も、初めてや数回見た人よりは断然解る。
つまりは気の入った演奏には感じられなかったこと。
日本だからまだいいが、本国では知人以外には通用しないであろう演奏だったこと。
まぁそれも仕方ない、歌い込んだ楽曲でもないのだから。

Badar Ali Khan は昨年も「驢馬駱駝(ろまらくだ)」にて演奏したが、
昨年と違い今年は会場に観客としてパキスタン人がまったくいなかったのも、
私が想う残念さを展開した要因だろう。
本来のパキスタン・スーフィーの現場を想い返したり、求めようとする者が
「驢馬駱駝(ろまらくだ)」には私と妻以外にいなかったのだから。









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