夕暮れ時

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夕暮れに
夜はこっそり生まれる

光と影のコントラストが薄れ
やがて圧倒的な闇が
ゆっくりと生まれることなど
街の中のコンクリート壁に遮られた場所に
籠っていると気付かない

外に出るといつの間にか
当たり前のように夜がそこにある

夕暮れは必要な一時だ
その一時を味わうことは大切だ
太陽が沈み、闇が迫り来る時
それまでの光を想い返し
それからの闇を想い起す

問いかける
自分に問いかける
光の中で私は矛盾なく私自身だったのか
闇の中で抗うことなく優しくいられるか

たとえ答えが浮かばなくても
問いかける一時は必要であり
大切なのだ