幼い頃に観た映画の中で印象的だったものに
「Melody」というイギリス映画がある。
日本では「小さな恋のメロディ」というタイトルで
1971年に公開された。
物語は厳格な教育方針をとるパブリック・スクールに通う
少年ダニエルが映画のタイトルにもなっているヒロイン、
メロディに一目惚れするところから始まり、
二人がお互いを好きになり「結婚したい」と言い出す。
11歳の二人の恋は当然親も教師も理解してくれない。
それでも二人は自分達の心に忠実であろうとする。
ある日、教師が授業のために教室に来るとそこはもぬけの空だった。
自分達の手で二人の結婚式を挙げようと同級生らが集団で
授業をエスケープしたのである。
この映画が匂わせていた「大人達の世界」への疑問・独立・反抗が
当時の私には新鮮だったに違いない。
映画の全編でThe Bee Geesの曲が流れている。
The Bee Geesを初めて聴いたのもこの映画だった。
そしてラストシーン。
教師達が結婚式が行われている空き地に出向くが同級生達が教師達を阻む。
その隙をついてダニエルとメロディが
トロッコを漕いで大草原を走り去って行くのだ。
トロッコを漕いで大草原を走り去って行くのだ。
このラストシーンは本当に想い出深い。
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