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言いたかったはずのことも
実際には言わず
時を味方につけたつもりで
想いを流し始めた頃から
私と住香 盤は地下へ潜むことへの
幻想を抱いたんだと想う
結局、そんな地下は遠く
ここは地下なのか、などと
勘違いしたまま深く潜ろうとしながら
いくら潜ったつもりでも
そこは地下ではなかった
でもその場の闇は優しく
我らを抱いてくれた
多分、私も住香 盤も
何となく 色んな事 眺めてた
沈む夕陽や女達の性
日々に塗れた生活や刹那的な熱情
昇る朝陽や男達の旅
知らぬ世界やありきたりの大きな夢
そして今日という日の気だるさを
そんなこと想いながら
久しぶりに住香 盤に電話したら
留守録だったよ
またいつか逢いたいな
行き違う自分達に慣れ過ぎないうちに
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