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今頃、彼は荷物を担ぎ、自転車にも括りつけて
ひたすらペダルを漕いでバンクーバーからアラスカ方面へ向かっているだろう。
いつだったか数年前にアラスカ辺りで自分で獣を射止め、喰い、皮を鞣して
気候に会った衣類や鞄を作り、カヌーで自然が作った水の路を行き来し、
大昔からその地に住んでいるヒト達から学びたい、と話してくれたことがあった。
幾つもの経験、段階を経て、彼は今それを実現しようとしている。
彼と初めて出会ったのは11年前。
中国国境に然程遠くもないベトナム北部の小さな村から出発するバスの中だった。
その後、日本を含めアジアの色々な場所で私は彼と再会することになる。
私をパキスタン、いやスーフィーに誘ったのも彼だ。
あらゆるご縁、出会いというのは不思議なものだ。
時に人生をも変えてしまう。
私は今も昔も修行のように毎日を受け入れようと生きてきたが、
彼のそれは私とは比べものにならないほど激しい。
そして彼には厳しさを難なく受け入れることができる生まれ持った豊かさがある。
彼の凄さは縁あって彼に出会った者しか今は知らないが、
やがていつの日か誰かが世に明かすことになるだろう。
私はいつも彼を陰ながら応援している。
必ずまた再会したいものだ。
Someday Somewhere Somehow!
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